概要
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今日の5の2
桜場コハル氏のマンガが原作のアニメ。
氏と言えば「みなみけ」が有名ではあるが、その前作である本作にもその雰囲気の片鱗がすでにある。
人に勧められるか?
★★★☆☆ (5点中3点)
みなみけを小学生だけで描いたらこうなった、って感じ。
ストーリー自体はさほどではないのだが、ギャグと声優の演技がかなり効いてて、それが作品自体の評価を押し上げていると感じる。
さらに、かなり詳細に小学生の日常を再現してるのがいい。
すごいおもしろいワケではないのだが、見ていて少し笑えるアニメ。
とはいえ、かなり悩ましいのだけど、かなり4点に近い3点といった感じ。
決して悪い作品ではないし、いいところもハッキリしているのだけど…。
ストーリー
小学5年生の、あるクラスの日常を淡々と、少しおもしろおかしく描いている。
アニメ化は「みなみけ」より後発だが、作品発表はこちらの方が先発である。
だからか、作品の雰囲気は「みなみけ」のそのままである。
まぁ少し勢いは弱いが、主軸は近いものを感じる。
「みなみけ」が好きなのであれば、きっとおもしろいはずだ。
一方で、本作らしい部分はというと、小学生らしい日常、習慣、会話内容や行動である。
それが作品の中でいいエッセンスになっている。
給食のプリンで盛り上がるとか、掃除当番中に遊ぶとか、とても懐かしい。
それをうまいこと利用して、ギャグに昇華してるのが本作の最大の魅力と感じる。
演出
「みなみけ」でも時々出てくる、妙にリアルなタッチの表情で笑いを取る演出は変わらず。
それを小学生がやっているというギャップが、本作では効いてる。
それ以上に取り上げたいのが、佐藤リョータを演じてる小林ゆうの演技である。
小林ゆうが小学生男子を演じるだけで、どうしてこんなにおもしろくなるのか…。
本作の魅力のひとつになっていると言っていい。
音楽
担当声優で結成されたユニットのOPはオリジナル。
だが、EDはいずれもそのユニットのカバーである。
特に、夏祭りの回はとても印象的だった。
声優ファンに媚びてるように見えてしまう気もするが、これはこれでアリだと思う。
個人的に刺さったシーン
何話だったか忘れてしまったが、日高メグミと相原カズミが空腹のことで教室で会話するシーンである。
このアニメにしては珍しく凝った演出だったので、覚えている。
あとはまぁ、やはり小林ゆうの演技によく目がいってしまうので、佐藤リョータが保健室から出られなくなったシーンだろうか。
まとめ
すごく笑えるワケではなく、時々少し笑えるアニメ。
気になっているのなら見て損はない。
あとはやはり、小林ゆうの演技に注目して見てみると、かなり楽しめると思う。