概要
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みなみけ〜おかわり〜
桜場コハル氏のマンガが原作のアニメ、その2期。
1期と連続で放送されたが、スタッフも制作会社もみな違うと言う、独特の形をとっている。
おもしろい試みだが、ここまで比べられる形はなかなか酷だろう…。
このレビューでは2期のみを対象とする。
人に勧められるか？
★☆☆☆☆ (5点中1点)
どうしてこうなった、の一言に尽きる。
同じ原作なのに、1期と2期で何がどうしてこうなったのか。
一見やってること似てるのに、描き方やキャラの追加をしただけで、こうも変わるとは。
原作アリのアニメをオリジナルでやるには、相当神経質にならないといけないことが分かる、いい例。
ストーリー
1期に引き続き、南家3姉妹の日常を淡々と描く。
季節も続きで、冬から始まる。
…のだが、1期とは作中の雰囲気が全然違う。
新しくオリジナルキャラが追加されている。
作品の雰囲気が全体的に暗い。
ギャグがクスッと笑えるものではなくなった。
ちょっとした違和感が積み重なった結果、全体的に「みなみけ」ではない作品になってしまった。
放送当時は作画についての指摘もあったが、そこはあまり重要ではない。
そもそも、ストーリーがおもしろくないのが問題である。
これが「みなみけ」ではなかったなら、大して問題にはならなかっただろう。
だが、これは「みなみけ」という原作アリのアニメだ。
原作ファンか、あるいは1期でハマったファンを満足させるような出来でなければ、そりゃ人気も出ない。
演出
相変わらず、目立ったり凝った演出はない。
…が、演出どうこうの問題ではない。
作品全体的に暗いのが気になるが、演出でどうにかなる問題でもない気もするし。
音楽
OPとEDのクオリティは高い…のだが、「みなみけ」には合ってない。
なんというか、やはり暗いのである。
個人的に刺さったシーン
夏奈が冷蔵庫を拾おうとするシーン。
拾おうとするのもアホかと思ったが、その中身もがっくし。
いや、インパクトはあったさ…笑
まとめ
「みなみけ」で「みなみけ」らしくないことをやった結果。
黒歴史と言われても仕方がない…。
もう少し原作を意識して、神経質になってアニメを作っていたなら、多少は変わっただろうに。