概要
Webページ:
TOP | TVアニメ『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』公式サイト
赤坂アカ氏のマンガが原作。
アニメ化時点では原作は未完。
とはいえ、毎回基本的に1話完結のストーリーであるため、あまり関係ないような気はする。
また、実写化も決まり、映画が上映中。
人に勧められるか?
★★★★★ (5点中5点)
恋愛頭脳戦をやってるのは最初だけ。けどおもしろさはそれとは別。
もう文句なしに勧められる。
恋愛の駆け引きがネタであるので、誰にでも分かりやすいということが大きい。
また、キャラの個性が光っており、おもしろさを引き立てている。
普段からアニメをみる人間であろうと、そうでなかろうと勧められるというものだ。
もし、勧める相手がまだ見ていないというのであれば、間違いなく勧める。
気になっているのであれば、見て後悔することはないだろう。
ストーリー
エリートたちが通う高校・秀知院学園の生徒会長・白銀御行と副会長・四宮かぐやはお互いがお互いを好きである。
…が、お互いの高いプライドが自分からの告白を邪魔していた。
それが高じた結果、御行とかぐやは、いかに相手に告白させるか?という頭脳戦に発展しつつあった。
御行とかぐやは、付き合うことができるのか?
基本的に、本作はギャグアニメである。
また、生徒会メンバーは4人いるが、4人が4人みんな個性的。
とてもおもしろい面々である。
生徒会室の中だけで、それもキャラのやり取りだけで進むストーリー。
だが、キャラが個性的であるので、これが最高におもしろいのである。
しかも、主な題材は恋愛の駆け引きである。
この題材はたいていの人に理解しやすいネタだ。
これはおもしろいに決まっている。
恋愛は戦、とは少々過激な表現かもしれない。
しかし、実際の恋愛においても、告白したほうが告白されたほうに引け目を感じてしまう…というのはある。
なお、後半にいくほど恋愛頭脳戦らしさは徐々に消えていくのだが、おもしろさはあまり変わらない。
前半の恋愛頭脳戦がメインのストーリーもおもしろいが、キャラ性で進む後半のストーリーも十分におもしろい。
どちらが好きか?という好みの差はあるかもしれないが。
演出
ギャグのテンポや切り替え、演出がおもしろい。
ギャグ自体もおもしろいのだが、演出がそれをうまく引き立てていると感じる。
また、OPをはじめとして、御行とかぐやが武器を持ってお互いが向き合っている描写は、このアニメで繰り返し言われる「恋愛は戦!」を体現している。
音楽
まずOPの鈴木雅之氏が意外すぎる。
それでいて妙にマッチしていておもしろく、そしていい曲である。
一度聞いたら忘れられない。
また、話題になった3話EDの藤原千花の曲、そして映像がいい。
作画枚数が多く、ぬるぬる動き、そして妙に力が入っているのである。
これもまた、一度見たら忘れられない。
いや、こちらは何度となく見たくなる。
個人的に刺さったシーン
第1話の、「今後もう会長から誘われることはないかもしれない…!」というセリフである。
声優のなせる技か、このセリフがやたら可愛く聞こえるのだ。
なんて卑怯な。
繰り返しここだけ見たい。
そして、またまた第1話の、御行とかぐやの弁当の交換のシーンだ。
牡蠣を差し出すかぐやに対し、それを断る御行。
そしてかぐやの反応がとてもおもしろい。
さらに、11話のかぐやと早坂愛のやり取りがおもしろい。
IT音痴のかぐやと、それに振り回される早坂。
早坂の気苦労がうかがえる。。。
まとめ
以上のことから、単純に誰でも楽しめる本作である。
そりゃあおもしろいはずだ。
キャラクターで売ってるアニメのはずなのに、なぜこんなにおもしろいのか?「ブレンド・S」とはなぜ、こんなに違うのか?
ありえなさそうとはいえ、ちゃんと設定に矛盾がないことだろうか?
まだ、その違いは今のわたしには分からない。。。