【アニメ】「Another」レビュー

概要

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TVアニメ『Another』2012年1月9日よりTV放送開始予定!

 

綾辻行人氏の小説が原作。

当時は実写映画が制作されるなど、話題性があった作品。

本作内で用いられることはないが、「Anotherなら死んでた」はある意味、端的に本作を表している。

 
 

人に勧められるか?

5点中4点。

叙述トリックを完全に映像で表現するのは、やはり難易度が高かったか。

それでも、かなり納得感の高い表現ではないだろうか。

トリックの内容に納得できるかどうか、は人それぞれではあるので、見た結果は保証できないが。

あとはまぁバカスカ人が死ぬ話なので、そういう表現をどう思うか…ではないだろうか。

あと、やはり見崎 鳴の行動の不可解さが気になるかどうか。

とはいえ、それを踏まえても、個人的にはかなりおもしろかったが。

 
 

ストーリー

夜見山北中学校に転入した榊原 恒一は、クラス内で独特な存在感を放つ見崎 鳴のことが気になる。

同じクラスの3年3組の面々は、一様に彼女に関わらないように、「いないもの」として扱っていた。

そしてそのうち、徐々に3年3組にまつわる、ある現象のことが明らかになる…。

 

本作の原作小説は、叙述トリックのミステリー小説である。

それを映像化しようという時点で、まぁなかなか難易度の高いことに挑戦するなぁという印象である。

結論から言ってしまえば、可能な限りトリックを仕込んでいることが分かるし、実際に納得感があるシナリオではあるので、個人的にはかなり好みだ。

トリックの内容や結果については、ぜひ本編で確かめて欲しい。

 

ひとつ気になるといえば、見崎 鳴の行動である。

見崎 鳴には、最初からもうひとりが誰だか知ることができたし、災厄を止める方法が分かっていたはずだ。

物語的にそれではつまらなくなるというのはその通り。

だが、殺人事件で例えるなら、犯人が誰だか分かる手段を持っていて、それでいて犯人も分かっていたのに、何もしなかったことになる。

いくら、自分が死ぬ可能性がない(それについては理由は語られない)とはいえ、不可解ではないか。

まぁ、終盤のあのような展開のような大きなショックがなければ、行動に移せなかった…という、中学生の未熟さと言われれば、しかたないのかもしれないが。

 

ちなみにぶっちゃけてしまうと、実はアニメを見るより先に小説を読んでしまったので、アニメ視聴時点でネタバレを知っていた。

そういう意味では、本当の意味での評価ではないのかもしれないが。。。

 
 

演出

本作での演出のキモは、やはりトリックに関連する部分だろう。

架空の声優をでっち上げてまでトリックを仕込むのは…まぁ考えてみれば当たり前だと思うものの、そこまでやるかという印象である。

一方で、ミステリらしい演出…BGMと効果音があるタイミングで大きくなるなど、細かな描写はさすがという感じ。

いい感じに恐怖感が高まる。

 

一方で、演出とは少し違うが、見崎 鳴と「もうひとり」の声優の演技はさすが、だと感じた。

見崎 鳴の方はいかにも見崎 鳴の声であるし、もうひとりの声優の演じ分けもなかな区別がつかないのだ。

 
 

音楽

OPの、アニメの世界観にあったALI PROJECTの曲は、さすがだなという印象。

アニメの世界観を表現したアニメ映像とよくマッチしてる。

一方で、EDの曲と映像はかなり穏やかで、本編とのギャップがいい塩梅だ。

下手にポップなアニソンとかだったらぶち壊しだもんな。

 
 

個人的に刺さったシーン

まずひとつが、桜木 ゆかりが死ぬシーンである。

最初の犠牲者でもあるし、死ぬときの「え、死ぬの?」とでもいいたそうな表情がとても「っぽい」し、そしてそのあとの死ぬ描写もかなり残虐である。 

そういうわけで、かなり視聴者に鮮烈な印象を与えるシーンである。

 

ふたつめが、赤沢 泉美が死ぬシーンである。

なんだか死ぬシーンばかりの気がするが、ただでさえ死ぬシーンが多いのでしかたない。

この赤沢さんが死ぬシーンが、これまた印象的なのである。

残虐という意味ではなく、美しいという意味で。

同じ死なのに、どうしてこんなに違うのだろう。

 
 

まとめ

というわけで、普段ミステリを読まない自分だが、(すでにトリックの内容を知っていたとしても)ミステリとして十分に楽しめた。

ミステリファンからすれば、もう少し違った評価になるかもしれない。

とはいえ、ミステリアニメとして十分に楽しめる内容であることは違いない。

気になったのであれば、見てみて後悔はないはずだ。

 
 

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