【アニメ】「魔法少女リリカルなのはViVid」レビュー

概要

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魔法少女リリカルなのはViVid

魔法少女リリカルなのはシリーズのアニメ、第4期。

前作までとは、作中の雰囲気はだいぶ違う。


 

ストーリー

高町なのはの娘として暮らしている高町ヴィヴィオは、魔法学院に通いながら、ストライクアーツの鍛錬に取り組んでいた。

一方、覇王イングヴァルトを自称する謎の人物が、通り魔的に名の通った格闘家に野良試合を挑み、負傷させる事件が頻発していた。

高町ヴィヴィオとアインハルト、2人の少女の出会いから新たなストーリーが始まる。

  

本作は、魔法少女リリカルなのはシリーズの4作目のアニメである。

そのためか、これまでの登場人物、世界観、専門用語の説明がほとんどされない。

個別にやってたら、それだけでかなりの時間を取られるから、だろうが。。。

 

ゆえに、本作は既存シリーズのファンでないと完全に楽しむことはできない。

そのことからも、このアニメ作品が誰をターゲットにしているか読み取れる。

本作を楽しみたければ、それまでの3作品を全部見てこい、ということだ。

こういった割り切りは好感が持てる。

まぁ、わたしは第3期をロクに見てないのだが。。。

 

さて、以上のことから本来は1〜3期まで見てきた上でレビューすべきところであるが…わたしは3期のみ未視聴であるので、その上でのレビューであることを認識いただきたい。 

 

ストーリーとしてはとても分かりやすい。

これがこのアニメのいいところである。

 

まず、ヴィヴィオとラインハルトとの出会いがある。

次に、これまでのメインキャラクターがほぼ総登場しての、合宿がある。

最後に、メインともいえるインターミドル・チャンピオンシップのトーナメント戦が描かれる。

また、トーナメント戦の随所に、そのキャラクターの出場までの背景が語られる。

 

まぁ悪く言ってしまえば少年マンガによくあるバトルもの、トーナメント戦形式だとよくあるテンプレートである。

使い古された形式ではあるが、それだけ支持されやすいのは事実である。

ちなみに、個人的にバトルものでトーナメント戦形式はあまり好きではない…。

 

もうひとついいところが、キャラクター数がかなり多にも関わらず、ちゃんと描きわけができていることだ。

ヴィジュアルだけでなく、魔法の内容もそれぞれ個性的で、「名前は分からないけどこの子がどんな魔法で戦ってたかは分かる」くらいには判別できる。

 

一方で悪いところ。

まずひとつは、やはりキャラクターの多さだ。

これは魅力ともいえるし、一方で嫌という人もいる好みの問題なので、深くは言及しない。

 

もうひとつ…こっちの方が問題なのだが、物語的にとても中途半端なところで終わってしまうことだ。

まだ連載中のマンガのアニメ化なので、仕方ない部分は大きい。

だが、特に何か一区切りつくわけでもないトーナメント戦の途中で終わってしまうため、とてもぼやけた印象になる。

実は、放送当時に1回見ているはずなのだが、結末がどんなものだったかまるで思い出せなかった。

それくらいには印象に残らない。

 

以上のことからも、これは明らかに、これまでのなのはシリーズのファン向け、そしてマンガ原作を見ている人向けのアニメである。

それ以外の人が見ても刺さるような内容ではない。

 

演出

演出面で書くべきは、やはりなんといっても魔法の演出だろう。

なのはをはじめとしたド派手な射撃魔法、ヴィヴィオをはじめとした格闘戦主体の魔法、コロナのゴーレムを操るスケールの大きな魔法…などなど、魔法のバリエーションと描写がすごい。

 

まぁ何も知らない人が見たら、「あれ、魔法少女ってなんだっけ?」とポカーンとするかもしれない。

まぁそれでも十分におもしろいので、そのうちどうでもよくなるだろうが。


 

音楽

OPが水樹奈々さん、EDは田村ゆかりさんという、なのはシリーズおなじみのタッグは本作でも継続。

やはり、なのはファン向けアニメであれば、ここは外せないだろう。

スタッフも意識しているのではないだろうか。

 

なお、なのはシリーズの水樹奈々さんの曲といえば、カッコよさを重視したものが多かったが、本作の「Angel Blossom」はあまりそういう印象は受けない。

作品の雰囲気を反映してのものなのだろうか。


 

個人的に刺さったシーン 

コロナとアインハルトの試合。

本作の中でもかなり熱い試合のひとつだ。

ストーリー的にアインハルトが勝つ可能性が高いのは分かってる(まさかのどんでん返しもある可能性はあるだろうが…)ので、いかにコロナが善戦するか?それを魅せられるか?というのが鍵になる試合である。

 

これ以前の合宿時の試合で、ただのゴーレム使いだと視聴者に思わせておいて、実はそうではないといういい意味での裏切りがうまく表現されていた。

加えて、コロナの魔法使いとしての意地があることも描写されていたのも大きい。

一方で、そのコロナの使う魔法が、アインハルトにとっても思うところがある因縁の魔法でもあった。

うまく設定とストーリーの描写が合わさった、なかなかいい試合内容なのである。

この試合は一見の価値がある。


 

人に勧められるか?

5点中2点。

作品としてはおもしろいと思うが、オススメできるか?という観点ではかなり難しい。

 

まず、本作を楽しむために、まずは前3作の視聴は必須。

キャラ数が多いこと、専門用語が飛び交うので話についていけない可能性が高い。

一方で、本作はかなり中途半端なところでストーリーが終わる。

消化不良感は凄まじい。

 

どこまでも、これまでのなのはシリーズを見てきた人、およびなのはシリーズのファン向けのアニメというわけだ。

 

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