【アニメ】「この素晴らしい世界に祝福を! 」レビュー

概要

公式ページ:
映画 この素晴らしい世界に祝福を! 紅伝説 公式サイト
※2期、劇場版を含む

 

暁なつめ氏のライトノベルが原作のアニメ。

原作は未完で刊行中。

このレビューではあくまで1期のみを対象とする。

 
 

ストーリー 

現代日本で引きこもりオタク生活を送っていた佐藤カズマだが、ちょっとした理由で死亡してしまい、異世界転生され魔王討伐に挑むことになる。

転生の際、持っていけるアイテムとして女神・アクアを選択するが…。

 

本作は、最近流行りの異世界転生モノである。

…のだが、本作は異世界転生モノのパロディともいうべきギャグアニメである。

異世界転生モノの王道であれば、おそらくこうなるであろうと想像できるストーリー展開をことごとく外すのである。

 

例えば、転生時のアイテムだが、通常であれば強力なアイテムが出てくるようなところである。

…が、先に書いた通り実際は女神・アクアが選ばれる。

※ちなみに、同じように転生され、実際に強力なアイテムを選んだキャラクタものちのち出てくる…のだが。

他にも、どこかしらで主人公の隠された才能が開花する、あるいは秘めた力が発現するなど、主人公を活躍させるスキルが出てくるもの…だが。

実際には、運がちょっといいくらいで大したスキルはない。

 

そういった、本来王道や元ネタを少し外すような作風を何と表現するかといえば、先に書いたとおりパロディなのである。

個人的に、異世界転生モノが流行りだした初期の頃に、こんなアニメが出てきたのが驚きである。

そして、パロディというのは総じてそれだけで十分おもしろい、おいしいジャンルでもある。

本作もそれに漏れず、したがってとてもおもしろいストーリーになっている。

 

一方で、キャラクターもみな魅力的である。

主人公のカズマだが、一見すればクズマと呼ばれても違和感のないどうしようもない男なのだが、ちゃんと筋は通す人間である。

例えば、後半にサキュバスの回があるのだが、クズであれば見捨ててしまうであろうサキュバスを、カズマは苦渋の顔をしながら救おうとする。

※迷わず涼しい顔で救うのではなく、苦渋の顔で救おうとするところに親しみがある、というものだ。

ゆえに、欲望に忠実であるクズでありながら、視聴者から見ればとても好感の持てるキャラになっている。

 

それ以外にも、てんで女神らしくないアクア、強力な魔法使いでありながら致命的な欠陥をもつめぐみん、女騎士でありながらこれまた致命的な欠陥を抱え、かつ性格に問題をもつダクネス…といったように、一癖も二癖もキャラばかり出てくる。

こんな内容でおもしろくならない方が不思議である。

 
 

演出

ストーリーが十分おもしろいためか、クセのある演出は控えめである。

そんな中で光るのが、カズマとアクアの顔芸と、そしてめぐみんの魔法である。

顔芸はこのアニメの見どころのひとつであり、見ているだけで十分おもしろい。

一方で、めぐみんの魔法発動時の演出は妙に力が入っているように感じる。

スタッフにファンがいるのか、世間的に人気があるのを把握してるのか。

公式グッズでも、めぐみんの魔法関係のTシャツだけやたら数が多いのも、その辺りが理由なのだろうか。

 
 

音楽

OPがノリがよく、いい曲だと感じる。

そして流れる映像もまた、世界観が十分に感じられる素晴らしいものになってると思う。

キメるところでいちいちキマらないのがこのパーティらしい。

一方でEDは牧歌的で、これまた印象的な曲である。

個人的に、このEDの歌詞がお気に入りである。

※好みの問題だが、こういった何気ない日常を歌った曲が好きなのである。

そしてこれまた流れる映像も、風景が主なのだが妙に力が入ってるように見える。

専門的な知識がないので申し訳ないのだが、ミニチュアチックな描写が、中世の世界観の街並みと妙にマッチしている。

その他だと印象的なのは、やはりめぐみんの魔法発動時のBGM。

いかにも魔法を発動すると感じさせるもの。

 
 

個人的に刺さったシーン

シーンというか、やはりサキュバスの回である。

とにかく揺れる。

なぜかあのシーンだけ妙にサキュバスの描写に力が入ってる。

あれは素晴らしいものだ。

一方で、サキュバスをかばってしまうシーンは、カズマのキャラクター性が如実に描かれており、個人的にとても気に入ってる。

理由は先に書いたとおり。

 
 

人に勧められるか?

5点中5点。

もう文句なしに人に勧められる。

これまで書いたとおりで、目立ったマイナスポイントがない。

そして十分すぎるほどにおもしろい設定、ストーリー展開、キャラクター。

たいていの人は見て楽しめる内容なのではないだろうか?

 
 

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