概要
公式ページ:
少女☆歌劇 レヴュースタァライト
※演劇も含む
ブシロードとネルケプランニングが進めるメディアミックスコンテンツ。
あくまで演劇の公演が原作らしい。
個人的には演劇にはあまり興味がなく、これまでも見たことがない。
本作も演劇を見に行きたいとはまったく思っていなかった。
…とはいえ、アニメ化したタイミングで、売れているコンテンツみたいだし、せっかくだから見ようかな、と。
宣伝大好きブシロードのゴリ押しの可能性も否定できないけど…。
ストーリー
演劇学校・聖翔音楽学園に通う華恋たち99期生が、毎夜、学園の地下の演劇場で繰り広げられる決闘・レヴュースタァライトに挑み、互いに戦う。
そんな中、華恋は夜の聖翔音楽学園で見覚えのないエレベーターの存在に気づく。
そのエレベーターの行き先は地下劇場であり、そこでは毎夜、選ばれた少女たちが「レヴュースタァライト」という決闘を繰り広げていたのだった。
ぶっちゃけると、ストーリーはぼやけた印象を受ける。
おそらく、キャラ同士の会話の応酬がとてもふわっとしてるせいだと思う。
スタァになりたい、というのは分かった。
けど、何を目指して(何を目的として)この人たちは会話をしているんだろう?というような会話が多いのだ。
はっきり言ってしまえば、みんなスタァになるのが目的なのであって、それであればレヴューで誰にも負けるわけにはいかない。
ただそれだけ。
…となれば、基本的には会話はいらないはずだ。
だが、一部のキャラはカップリングというか因縁というか、そんな関係をもつキャラが何人かいる。
そのカップリングについてはきっと会話は必要かも…しれないが、やはり印象は薄かったと思う。
ふわっとした会話のせいだろう。
だが、最初の記述と矛盾するようであるが、根本としたストーリーは実はかなりしっかりしている。
なぜ華恋はレヴューに挑んだのか?
(繰り返される期間の中で)なぜ今回の華恋は煌めきが強いのか?
なぜひかりはスタァになった時、あんな願いをしたのか?
細かなツッコミどころはないではないが、ちゃんと説明がついている。
そして、途中の細かなサブシナリオはさておき、展開は王道っぽくとても分かりやすいのだ。
…が、会話劇がそれをぼやけさせてしまった。
そんな印象を抱いた。
演出
画面の魅せ方がとてもうまいと思った。
レヴューの前の「アタシ再生産」のバンク、戦闘シーンのカッコよさ、レヴューのステージのデザイン、などなど、とても力が入ってたと思う。
ワイヤーアクションのバトルも迫力があったしね。
そのほかだと、現実の水族館の描写もとても細かく、聖地巡礼のしがいがありそうだったし、煙が巻き上がるシーンもとてもリアリティがあった。
そう、かなり原画に力が入ってると感じた。
総じて画面の魅せ方がうまいのだ。
なので、ストーリーが多少つまらなくても惹きつけられる。
音楽
演劇原作のアニメだからか、劇中歌もとても力が入ってる印象だった。
個人的には「Star Devine」がお気に入り。
思わず、OPとEDと合わせてダウンロード購入してしまった。
ぶっちゃけ「Star Devine」ってどういう意味だよ、と思わないでもないが。。。
多分、意味よりは言葉の響きを重視したんだろう。
その程度では曲のよさは変わらない。
個人的に刺さったシーン
やはり戦闘シーンだろう。
画面の魅せ方にこだわっているのがよく分かった。
そのほかだと…終盤、ひかりの行方に気付いて華恋がレヴューのステージに向かうシーンだろうか。
それまでずっと探していた友達の行方が分かって、かなり感情がこもってた。
…まぁ声優さんはわりと棒気味なのだけど。。。
その他の補足
ときどきではあるが、やはり声優が棒っぽいのが気になると言えば気になる。
演劇の時はどうなんだろうか?
人に勧められるか?
★★★☆☆ (5点中3点)
画面の魅せ方は素晴らしい…が、やはりストーリーがぼやけた印象になってしまってるのが残念。
よくも悪くも、魅せ方にこだわるというところで、演劇っぽさが強かったのかもしれない。
演劇版と見比べたいところ。
アニメ的には、これを見て「演劇見に行きたい…!」と思わせられたら勝ちだろう。
…とはいえ、わたしはお高いチケットを購入して見に行きたいかと言えば、Noだった。
ちなみに内容を見るだけならライブビューイングという手もある。
わたしはライブビューイングが好きじゃないので、見に行かないけどね。