概要
Webページ:
TVアニメ「ゆるキャン△」公式サイト
あfろ氏のマンガが原作のアニメ。
いわゆる、女子高生と組み合わせてみた系のヤツ。
人気作で、続編の「へやキャン△」や関連グッズがいっぱい作られている。
加えて、実写TVドラマも制作され、そのこだわり具合が話題になった。
人に勧められるか?
★★★★☆ (5点中4点)
キャンプの楽しさは十分伝わってくる。あとはキャラの深掘りがもうちょっと欲しい。
冬キャンプの楽しさ、コツを十分描けている。
実際に行くかどうかはさておき、その楽しさは十分伝わってくる。
一方、キャラクターは可愛いし、キャラ同士の会話がおもしろいのだが、もう少し深掘りが欲しいかなと感じる。
ストーリーのおもしろさを描くにはちょっと不足してると感じるし、そのためにキャラクターの深さを描くのが必要では。
ストーリー
最近よくある、女子高生を組み合わせてみた系のアニメ。
しかもただのキャンプではなく、冬のキャンプである。
キャンプといえば夏が最盛期で、ちょっと長くみても春〜秋。
冬は当然シーズン外である。
それを逆手に、冬キャンプの楽しさについてきちんと言及しているし、それを描写できてる。
メインとなる描写は冬キャンプで締められているし、どんな準備が必要か?どんな楽しみがあるか?をちゃんと描いている。
しかも、劇中でストレートに、キャンプが趣味でない斉藤恵那から「冬キャンプって何がいいの?」って言われてて、志摩リンがそれに答えている。
冬キャンプをやるためのハードルはやはり高いものの、実際にやってみたくなる要素は十分にある。
気になるのは2つ。
ひとつは、冬キャンプの大変さ、苦労ポイントがあまり描かれていないこと。
目立ったのは、直火NGのキャンプ場では道具がないと火がつかえないこと、備長炭になかなか火がつかないこと、焚き火をたいた時のマイナス面、ガスボンベが切れた時の対処…くらいか。
実際にキャンプをやったことがないので、もう少しなにかあるのでは?という印象なのだが…。
あくまで「ゆるキャン△」なので、そう言った描写は描かない作風なのかもしれないが…やはり、こういった部分も描いて欲しいな、というのが個人的な感想。
もうひとつが、キャラクターの深掘りが少し足りないこと。
基本的に会話劇しかないので、キャラクターの考えていることetcが少し不足していると感じる。
例えば、大垣千明と犬山あおいが野外活動サークルを作って、なんでキャンプをしようと思ったのか?といったキッカケなど。
新しいことを始める、しかもただでさえ敷居が高いキャンプである。
それなりのキッカケがあるものではないか。
とはいえ、会話劇だけでちゃんとキャラクターらしさがそれなりに描けているのは、さすがとも思う。
キャラクターらしさとは?こういう状況で、そのキャラがどんなセリフ?どんな行動をするか?ということだ。
それが読み取れるように描けているのがいい。
演出
テンポのいい、それで作品自体の楽しさが伝わる演出が多い。
キャンプの注意事項を語る時に入る、ナレーションが大塚明夫氏なのがいいアクセントになってる。
あとはやはり、キャラ同士のやりとりで入る、ギャグの演出が作品にいい味を出している。
見てるだけで笑えるものが多いのはさすが。
なかなか凝ってるのがよく分かるはずだ。
音楽
OP、EDどちらも本当にクオリティが高い。
曲自体もそうだが、OPはキャンプのワクワク感、EDは夜明け前からの静かな雰囲気ということで差別化できてて、とてもいい。
なお、OPは回が進むごとにスマホの画面が変わるなど、芸が細かい。
個人的に刺さったシーン
いくつかある。
ひとつが、最初にカレーめんを食べるシーン。
アレが本当に美味しそうだし、それがキッカケでキャンプに興味を持つとはどれだけ美味しいのだろうか?と気になる。
続いて、言わずと知れた志摩リンの「くぁwせdrftgyふじこlp」。
何回聞いてもおもしろい演技である。
さらに、本編外だが桔梗信玄餅を食べるシーン。
あの食べ方、実際にマネをした 笑
最後は、志摩リンがクリームパスタを作るシーン。
アレもマネして作った 笑
まとめ
冬キャンプの販促アニメ。
これでキャンプに乗り出した人たちの気持ちはよく分かる。
キャラクターの会話劇もおもしろいので、人気が出たのもよく分かる。
自分も人のこと言えないけど、オタクってちょろいな 笑