概要
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アスラクライン
※1期、2期共通
三雲岳斗氏のライトノベルが原作のアニメ。
1期と2期は3ヶ月しか空いてないため、制作はまとめて決まったものと思われる。
本レビューでは、1期のみを対象とする。
人に勧められるか?
★☆☆☆☆ (5点中1点)
作品としてのおもしろさが、どこにあるのか分からない。
ぶっちゃけると、おもしろさのポイントが分からない。
1期だけなら1点でもいい…とさえ思うのだが、まぁ2期に向けての希望を持たせて。
少なくとも積極的に進めるアニメではないことは確か。
ストーリー
もうどこから言えばいいのか分からない。
魅力ある作品というのは、どこに魅力があるのか?をポイントで挙げて、語れるものである。
だが、本作ではそれがサッパリ見えてこない。
とりあえず、個人的に思うところを列挙しよう。
まず、主人公に魅力がない。
何か信念があるわけでもないし、成し遂げたい何かがあるわけでもない。
ここぞという場面で閃きやスキルが働くわけでもない。
完全に巻き込まれタイプであり、最後まで状況に流されるままなのだ。
視聴者側から見れば、人間というのはなにかしら自分に持っていない要素や、光るものがあるからこそ、そのキャラクターに惹かれるのだ。
それがこの主人公にはない。
ついで、やたらとキャラクターが多い。
特に言及したいのが、幼馴染と思われるストーリーに絡まない女の子。
彼女はなんのためにいるキャラなのだろうか?
アニメやマンガで、個別名が与えられ登場させるということは、なんらかの役割がある…ということだ。
だが、彼女はひたすらバイトと陸上に打ち込むのみで、本筋には一切絡まない。
身も蓋もない言い方をすれば、要らなくね?
なお、レビュー対象外ではあるが、2期の最後までそんな感じで終わる…マジでなんのためにいるキャラなの?
最後に、ストーリーがかなりとっ散らかった印象を受ける。
オリジナルの用語が次から次へと出てくるし、しかも用途や役割や意味が分からないオブジェクトだったりする。
加えて、なんの脈絡もなく、重要な情報がセリフで明かされたりもする…世界が一度滅んでるとか。
結果として、ストーリー展開がぶつ切りで、場当たり的な印象を与えてしまう。
最初からストーリー構成で盛り上げるポイントや、ストーリーのキモとなるものを明確にを決めていれば、こんなことにはならないと思うのだが。
逆説的に言えば、それを決めずにストーリーを作っていったのではないか、と考えられる。
おかげでどこが盛り上がりポイントなのかさっぱり読めない。
こんな具合に、キャラクター、ストーリー、設定…と、どの要素もツッコミどころが多すぎる。
こんなのがおもしろくなるはずがない。
演出
そんな中でも唯一、機巧魔神(アスラ・マキーナ)の戦闘やデザインはまあ見れるものである。
そこが魅力だと言われれば理解はできる。
…が、それだけで1クールも見れるか?と言えば、まったくそんなことはない。
音楽
OPとED、挿入歌いずれもangelaで固められてる。
いずれもangelaらしい曲で良曲である。
…が、これも同じく、これで1クールも(ry
個人的に刺さったシーン
特になし。
ストーリー的に盛り上がるポイントもないので、仕方ない。
まとめ
どこがおもしろいのか、サッパリ読み取れない。
もし、たまたま目についただけで見ようとするのであれば、自分なら「やめとけ」と止めると思う。
他にもっと見た方がいいアニメはいくらでもある。
駄作好きか、原作ファンしか見る必要はない。