概要
Webページ:
TVアニメ「ダンベル何キロ持てる?」公式サイト
原作、サンドロビッチ・ヤバ子氏、作画、MAAM氏のマンガが原作。
筋肉トレーニングがテーマのアニメ。
ネットでは、OPが中毒性が高いと話題になった。
人に勧められるか?
★★★★★ (5点中5点)
筋トレ推奨アニメ。これを見たら筋トレの道へ誘い込まれる。
素直におもしろい。
ギャグアニメとしても、パロディやメタによる笑いがないのがおもしろい。
また、筋肉トレーニングの方法を分かりやすく解説してくれるため、実際に取り組んでみたくなる。
加えて、ジムでしかできないトレーニング以外にも、自宅でできるトレーニングもある。
トレーニング教養アニメとしてもクオリティが高い。
…というか、そんなジャンル他にないので比較しようがないのだが。
ストーリー
女子高生の紗倉ひびきは、食欲旺盛だが、同級生の上原彩也香に「太ったか?」と指摘される。
体重が増えたことを気にするひびきは、最近近所にできたシルバーマンジムに見学に行く。
そこで出会ったトレーナーの街雄鳴造に惹かれ、ジムに通うことにするが…。
本作は、トレーニングの方法、その楽しさをアピールするためのアニメである。
トレーニングというと体を鍛える=マッチョかそれに近くなることと思うだろうが(実際に私も思ってた)、そうではない。
ダイエットはもちろん、肩こり、腰痛といった日常的な悩みの解決につながることを説明している。
また、多少トレーニングに取り組んだ程度では、鳴造のようなマッチョにはならない…ということも説明がある。
上記のような日常的な悩みの解決ということであれば、取り組んでみたいという人は多いはず。
加えて、とてもやりやすいトレーニングの方法を説明している。
これはもう、やってみたくなるというものだ。
演出
目立った演出がいくつか。
女子高生や女教師が出てくるのだが、どこの部位の筋肉が鍛えられるか説明する際に、とても扇情的なイメージ映像が流れる。
教養物としてはちょっと子供には見せづらいが、まぁターゲットはそんな幼い子供ということもないだろうと思うと、これはこれでいいのかも。
もひとつが、トレーニングの説明の時に、鳴造であれば子供向け番組風に、それ以外のキャラの場合にはそれぞれのキャラに合わせた演出で説明が始まる。
単調な説明にならないような工夫だろうが、おもしろい。
音楽
クセになるOPがなによりインパクトが大きい。
曲調もそうだが、歌詞にトレーニング方法と、ボディビル大会で出たことがある相の手が入る。
ノリのいいOPなので、1回聞くとなかなか忘れられない。
そしてEDもなかなか印象が大きい。
筋肉の部位を歌詞にしているのだ。
どちらもとてもアニメソングらしい。
ちなみに、作詞/作曲/編曲者の名前には、サイドチェスト烏屋とシックスパック篠崎。
…そんなところにもネタが仕込まれてる。
個人的に刺さったシーン
一番おもしろかったのは、最終話のミスコンの決勝戦。
なんか急にバトルマンガというか、熱血染みた展開になってきたなと思ったが…オチがおもしろかった。
あとはやはり、最初の鳴造のマッチョボディを披露するシーンだろう。
事前に知っててもインパクトが大きい。
まとめ
というわけで、ギャグアニメとしてもトレーニング教養アニメとしてもかなりいい出来。
なにより実際に取り組んでみたくなる工夫が多い。
肩こりと腰痛が気になるわたしは、とりあえず軽めのダンベルを買ってこようと思った。